人は肩書き通りの人になる、らしい・・

 もうだいぶ昔のことだからよく覚えていないんだけど、ピグマリオン効果とかいうんだっけ?
 人は肩書きなりレッテル通りの人になる、というような心理学の理論だかがあったと思うんですよ。
 「自分探し途中の引きこもり」とか「意識高い系」って、自己イメージだけは高いけど、実際なんの実績もなかったり、本当になにかに挑戦して結果を得るまでがんばるってなかなかしないじゃん? 本当に心底努力してがんばってがんばって、やっぱりダメだった。大したものができなかった。自分は凡人だったって結果を突きつけられたら、根拠のない自信しか拠り所がなかったダメ人間には何もなくなっちゃうから、怖くてたった一歩を前に踏み出すことができないんだよねぇ。
 俺は運良く会社に潜り込んで社会に出て行った後も、俺は天才だ!やればできるんだ!と自己暗示のように繰り返して自分を奮い立たせていた。俺にはもうこれしかないという思いから死ぬ気で仕事に取り組んできたおかげで、そのころは結構結果も残せていい気になれた。でも、実際には受験勉強すらまじめに取り組めず、大学に4年通うどころか2週間で引きこもりですよ。社会に出て学歴で困ったことはなかったけど、俺の顕在意識がいくら否定したとしても無意識では絶対に学歴コンプレックスを抱えているはず。そういうのを抑え込むため得意な知能テストをインターネットでやって結果に安心したりしていたわけですよ。
 そんなこんなでだましだましなんとか生きてきて、40歳を超えてもう引き返せないところに来たところで、天才どころか自閉症アスペルガーADHDですよ。臨床心理士に3時間かけてやってもらったWAIS-IIIではIQ150どころか120。2シグマにも届かない。ずっと人を傷つけてきたことにも気がつかない、本当に間抜けなピエロじゃないですか。パタポンみたいにしばらくの間、世界の隅っこでしょんぼりしていたわけです。

希望を持つことが残酷なこともある

 なんだかんだ言っても、俺は希望を持ってしまっていたわけです。希望なしには生きていけない、なんていう人もいるけど、そのせいで苦しんでしまうということもあると思うんだよね。もし、余命3ヶ月だって言われたら、それはその時はショックかもしれないけど、いろいろ吹っ切れると思うんだよね。

 一人で進めるプロジェクトに限界を感じて仲間を増やしたいとか、上に立って人を動かしたいとか、そもそも自閉症でコミュ症の俺にできるわけがないんだなぁ。ディープラーニングだってプログラムは作れるけど、数学ができないから理論的なことは深いところまではわからない。でも、人工知能はやりたい。

前向きに諦めることにした

 もうPoint of no return超えてるわけですよ。突っ走るしかないんですよ。今手元にあるカードでどうにかするしかないわけです。なので俺は自閉症でアスペでADHDであるということを受け入れて生きることにした。

 できないことはできない。障害なんだからしょうがない。足がない人間に走れって言っても無理。
 もし俺が他人より優れているとしたら異常な執着心、異常な集中力、スピードで勝てないなら粘着して長時間で補うしかない。アスペでADHDの俺にしかできないことがあるかもしれない。俺が出来損ないのAIのように生きているように、俺ができる方法で俺と同じようなAIを作る。そのAIが自閉症なりアスペなりADHDの生活を楽にしてくれたら最高だな。