ターミネーターは理想の父親

 俺は妻よりカッサンドラ症候群で苦しんでいると告げられ、それがきっかけで自分がアスペルガーADHDであると知ることになったわけだが、妻が一体何に苦しんでいるのかがわからない。今でもわからない。聞いても答えてくれない。そこで同じくカッサンドラ症候群で苦しんでいる人達のブログを読んだりしてみた。すると、アスペルガー症候群の夫をロボットのようだと思っている妻の多いこと多いこと・・ いったいロボットでなにがいけないというのだ。 

 ターミネーター2で、サラ・コナーが「ターミネーターはこの上ない保護者です。怒鳴りつけたり、酔っ払って殴ったりすることもなし、・・・自分を犠牲にしても命を守るのです」と、いったいサラ・コナーはどんんだけだめんずウォーカーなんだって感じだが、ターミネーターが保護者でなにか問題あるわけ!? 意味がわからない・・・ 

 俺はソフトウェア交換可能なコンピューターのようなものだ。妻によると以前の俺は「すごくいい男だった」そうなんだが、非モテで対人スキルもない俺はその当時、心理学や現代催眠のような「人間の心の反応」とか、今でいういわゆる「恋愛工学」的なものを勉強・研究しまくって、独自に理論も構築した。ある頃から読む本読む本、すべて知っていることばかりだったり自分が考えたことばかりになり、もうこれ以上勉強することはないと思うようになったほどだ。おかげで非モテ系だった俺は結構モテ男になって結婚もでたわけだが、結婚したら物事の優先順位が変わる。俺にとって最優先は家族の幸せを守ること。とにかく今の世界は金が必要じゃないですか! 貧乏で子供が惨めな思いをするなんて考えたくも無い。金を稼ぐために会社の仕事で大きな成果を得たい。コンピューターエンジニアの俺には常に学習が必要だ。さらに先に進むためにはもっと知識が、能力が必要だ。学歴がない俺は常に危機感にさらされている。40歳を過ぎて学歴がどれほど重要視されるのかわからないが、とにかく俺は実績しか示せるものが無いという危機感のため、土曜でも日曜でも勉強していたい。 

 ・・まあ、アスペルガー症候群自閉症の一種であると診断を受けてからは、外に出かけるよりは家にこもって勉強していた方が楽だわなぁ・・ と、なぜ自分がそういう行動をしたがったかがわかり、同時に我慢してでも家族サービスをする必要性がわかったのではあるが・・・ ともかく、パチンコに行くでもなく、飲みに行くでもなく、ネーチャンを追っかけるわけでもなく、基本的に俺ってずっとパソコンしてるだけじゃん。ごちゃごちゃ散らかっているように見えるかもしれないけど、モップかけたり誰も気にしないようなところの埃をとったり、掃除機かけたりゴミ捨てて、トイレ掃除して犬の世話をして食器洗って洗濯して、お金なんて仕事とオオサカ堂で筋弛緩剤かったりサプリメント買ったりに使うだけじゃん? 家族のために使ってるお金の方がずっと多いじゃん? もう一体何が不満なんだって感じ。残念ながら俺には一生わからない。それが障害というもの。俺にできるのは正常な人間の真似事だけ。ルールベースは更新した。しかし、根底にあるのは家族の幸せを守るという目的、ただそれだけなのだ。